サウジアラビア人と結婚する場合、日本人配偶者にはビザの取得が必要になります。
国際結婚は「愛」だけでは成立せず、法律や入国管理の面でもしっかりとした知識と準備が不可欠です。
特にサウジアラビアはビザの種類が限定されており、婚姻に基づく滞在には慎重な手続きが求められます。
この記事では、日本人がサウジアラビア人と結婚した際に必要となるビザの種類や取得手順、注意点を詳しく解説します。
サウジアラビアでの結婚後に必要なビザの種類
日本人がサウジアラビア人と結婚し、現地に移住する場合に一般的に必要となるビザは以下の通りです。
【1】居住ビザ(Iqama)
・長期滞在のための在留許可
・配偶者としてスポンサー申請が必要
・Iqamaの取得には配偶者が合法的な居住者であることが前提
【2】家族滞在ビザ(Family Visit Visa)
・短期~中期の滞在向け
・1回または複数回の入国が可能
・継続的な滞在や労働はできない
ビザ取得までの主な流れ
ビザの申請にはいくつかの段階があり、事前準備が非常に重要です。
① サウジアラビア側の結婚許可取得(特にサウジ人女性との結婚の場合は政府の承認が必要)
② 日本側で婚姻届を提出し、婚姻証明書を取得
③ 在日サウジアラビア大使館または現地の内務省で、婚姻登録および滞在ビザの申請
④ サウジアラビア政府が発行したビザ承認レターを基に、日本でビザ申請を行う
⑤ 入国後、居住ビザ(Iqama)を取得し、定住可能に
※手続きにはアラビア語翻訳の書類や健康診断書、パスポートのコピー、証明写真などが必要になります。
日本での結婚後、配偶者を日本に呼ぶ場合
サウジアラビア人配偶者を日本に呼ぶには、「日本人の配偶者等」ビザの取得が必要です。
必要書類の例:
・婚姻証明書(日本とサウジ両国分)
・日本人側の戸籍謄本
・身元保証書
・招へい理由書
・写真(2人で写っているもの)
・在職証明や住民票、課税証明書などの経済状況資料
日本の配偶者ビザは比較的手続きが明確ですが、サウジ側の書類不備が原因で遅れるケースもあるため、丁寧な準備が大切です。
ビザ申請時に注意すべきポイント
-
女性の申請には男性の後見人(マハラム)の同意が必要な場合あり
-
結婚を証明するための文書はすべてアラビア語と英語の公的翻訳が必須
-
ビザ発給には1~3か月以上かかる場合もある
-
渡航後すぐに居住ビザ(Iqama)を申請しないと、滞在延長ができない場合あり
よくある質問(Q&A)
Q. サウジアラビア人女性と結婚したいが、手続きは大変?
A. はい。政府の事前承認が必要で、審査期間も長くなる傾向があります。男性よりも厳格です。
Q. 結婚前に観光ビザで現地に入国しても大丈夫?
A. 一時的な訪問は可能ですが、結婚手続きや滞在延長には使用できません。必ず適切なビザを申請してください。
Q. Iqamaがあれば働けますか?
A. 配偶者としてのIqamaでは原則就労不可です。就労ビザまたは企業スポンサーが必要です。
Q. 婚姻証明書はどこで翻訳できますか?
A. アラビア語への翻訳は大使館や公的翻訳サービスを利用してください。非公式な翻訳は認められません。
まとめ:サウジアラビア人との結婚は、ビザの理解と準備が成功の鍵
サウジアラビア人との結婚には、文化や宗教だけでなく法的な壁やビザ取得の難しさも存在します。
特にサウジアラビアは、入国管理が非常に厳格な国であるため、結婚とビザ取得はセットで考える必要があります。
信頼できる行政書士や専門家の協力を得ながら、丁寧に準備を進めることが大切です。
法的な手続きをしっかりと行うことで、お互いの国で安心して新しい人生をスタートできます。
👉もっと知りたい方へ:
サウジアラビア人との恋愛・結婚・出会い方など、国際婚活に関する情報をまとめています👇
👉サウジアラビアとの国際婚活まとめページはこちら
🧥 和+SABI ブランド
自分らしさに、ほんの少しの粋を添えて。
大人の装いを、ゆっくり選びたいあなたへ。
👉 和+SABI ブランドページはこちら
💍 ご縁ステーション『たかなしや』
“この人となら”と思えるご縁、あります。
あなたの人生に寄り添う結婚相談所です。
👉 ご縁ステーション『たかなしや』の詳細を見る
コメント