国際結婚に憧れる方は多いですが、実際に外国人と結婚生活を送ると、想像以上に文化の違いに驚かされることもあります。特にイギリス人との結婚では、日常の小さな違いから家族観まで、さまざまなギャップが存在します。
今回は、実際にイギリス人と結婚した日本人の体験談をもとに、文化の違いとその乗り越え方について詳しくご紹介します。
挨拶や会話のスタイルがまるで違う
イギリス人との結婚生活で最初に戸惑ったのは「日常会話のテンポとユーモア」でした。イギリスでは皮肉を込めたジョークや曖昧な表現が好まれ、日本人のように空気を読む文化とは大きく異なります。
例えば「It’s not bad(悪くないね)」という言い回しは、本当は「結構良い」という意味だったりします。最初は戸惑いましたが、少しずつ慣れてくるとその奥ゆかしい表現に魅力を感じるようになりました。
パートナーシップ=対等という価値観
日本では「男性がリードする」考え方が根強い一方で、イギリスではパートナー同士の対等な関係が重視されます。家事や育児は「一緒にやって当然」という考えが浸透しており、夫が自然と夕食を作ったり、洗濯をしてくれる姿に最初は驚きました。
その代わり、自分の意見や意思もはっきり伝えることが求められます。遠慮せず「NO」と言えるようになるまでには時間がかかりましたが、お互いを尊重する姿勢が何より大切だと学びました。
家族付き合いの距離感にギャップ
イギリスでは家族との関係は「適度な距離」が保たれることが多く、親と頻繁に連絡を取らないケースもあります。特に義両親との付き合いは日本ほど密ではなく、「気を遣いすぎないでいい」という点で気が楽に感じることも。
ただし、クリスマスやイースターなどの年中行事では必ず集まり、プレゼント交換や食事会を楽しみます。こうしたイベントに積極的に参加することで、家族の一員として受け入れてもらえるようになりました。
食文化の違いは想像以上に大きい
日本食に慣れていると、イギリスの食文化には少し苦戦することもあります。特に朝食にベーコンや豆をたっぷり食べる「イングリッシュブレックファスト」には最初は驚きました。
とはいえ、最近では現地のスーパーでも和食材が手に入りやすくなり、夫と一緒に寿司を作ったり、味噌汁を飲むことも日常に。お互いの文化を取り入れながら、食の好みもすり合わせていく努力が大切です。
感情の表現方法が異なることを理解する
イギリス人は感情をあまり表に出さない傾向があります。日本人が「うれしい」「悲しい」とすぐに言葉や態度で表すのに対し、イギリス人はクールに見えることも多いです。
しかし、それは「感情がない」のではなく、「落ち着いた対応」を美徳とする文化の違いです。相手の中にある優しさや気遣いを見抜けるようになると、より深い信頼関係を築けるようになりました。
まとめ:文化の違いを楽しむ心が結婚生活を豊かにする
イギリス人との結婚では、数え切れないほどの文化の違いに出会います。しかし、それらはすべて「お互いを理解するチャンス」です。違いを否定するのではなく、「へぇ、そうなんだ」と受け止めることで、新しい価値観や生活スタイルを学ぶことができます。
国際結婚は簡単ではありませんが、互いに歩み寄る努力を重ねることで、文化の違いが夫婦の絆を深めてくれるはずです。
結婚相談所 たかなしや
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