アメリカでの結婚式と聞くと、映画のようなロマンチックな挙式を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?実際、アメリカの結婚式は自由度が高く、カップルごとの個性が強く反映されるスタイルが主流です。本記事では、アメリカの結婚式スタイルとその費用相場について、リアルなデータやトレンドを交えて詳しく解説します。
アメリカの結婚式の基本的な流れとは?
アメリカの結婚式は、宗教色が強いものからカジュアルなパーティー形式まで幅広く、場所や演出も自由に選べます。一般的な流れは以下の通りです。
セレモニー(Ceremony):挙式。教会、ガーデン、ビーチなど自由に選択可能
レセプション(Reception):披露宴に相当するパーティー。ディナーやダンスを伴う
ファーストダンス、ケーキカット、スピーチ、トス系の演出などが定番
場所や雰囲気に決まりがなく、「二人らしさ」が重視されます。
人気の結婚式スタイル5選
アメリカでは、以下のようなスタイルが人気です。
1. 伝統的な教会式(Church Wedding)
キリスト教徒が多いアメリカでは、今でも人気のあるスタイル。厳かな雰囲気の中で誓いを交わします。
2. アウトドア・ガーデンウェディング
自然に囲まれた開放的な空間で行うセレモニー。カリフォルニアやフロリダなど気候が良い地域で人気。
3. ビーチウェディング
リゾート感のある挙式スタイル。ハワイやカリブ海でのデスティネーションウェディングも人気。
4. カジュアルウェディング(バックヤード・ウェディング)
自宅の庭や友人宅を利用し、アットホームなスタイルでコストを抑えるカップルも増えています。
5. ラスベガス式(クイックウェディング)
手続きが簡単で即日結婚が可能。フォーマルな準備が不要な分、旅とセットで楽しめます。
アメリカの結婚式にかかる平均費用
アメリカの結婚情報サイト「The Knot」によると、**アメリカにおける結婚式の平均費用は約30,000〜35,000ドル(約450〜520万円)**とされています(2023年データ)。
内訳の一例:
会場費:10,000〜15,000ドル
ケータリング(料理・飲み物):5,000〜10,000ドル
ウェディングドレス&タキシード:2,000〜5,000ドル
写真・ビデオ撮影:2,500〜4,000ドル
音楽(DJやバンド):1,000〜3,000ドル
装飾・花・ケーキ:1,500〜3,000ドル
都市部や人気シーズン(春〜秋)に挙げる場合は、さらに高額になる傾向があります。
ご祝儀文化がない!?費用は基本的に自分たちで負担
日本ではご祝儀で費用の一部をカバーできますが、アメリカではご祝儀文化がありません。その代わり、「ギフトレジストリ」と呼ばれる新生活用品のリストを作成し、ゲストはそこから選んで贈るのが一般的です。
そのため、アメリカでは結婚式費用は基本的に新郎新婦、またはその家族が自己負担します。最近では、予算に合わせてカスタマイズする「ミニマルウェディング」も増えています。
国際結婚の場合の注意点
アメリカ人と結婚し、アメリカで式を挙げる場合は以下の点に注意しましょう。
宗教・文化的な背景を理解し合うこと(例:誓いの言葉、指輪交換のスタイル)
ビザや婚姻手続きと並行して準備が必要
日本の家族を招く場合はスケジュール調整に余裕を持つこと
費用分担の考え方が異なる場合があるので要相談
アメリカの結婚式は「自由で個性的」なスタイルが魅力ですが、その分、準備や費用においても多様性があります。パートナーとよく話し合い、理想の式を形にしていくことが、最高のスタートを切るカギになるでしょう。
結婚相談所 たかなしや
https://www.takanashiya.jp/
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