情熱的で家族思いなイメージが強いイタリア人との国際結婚。ですが、現実には**「離婚率が高いのでは?」という声**もあります。特に文化・言語・宗教・家族観など、あらゆる違いがある国際結婚においては、すれ違いや摩擦も生まれやすいのが事実です。この記事では、イタリアにおける国際結婚の離婚率やその背景にある原因、そして離婚を防ぐための対策までをわかりやすくご紹介します。
■ 1. イタリアの国際結婚の離婚率は高めの傾向に
イタリア統計局(ISTAT)のデータによると、国際結婚の離婚率は、イタリア人同士の結婚よりも高い傾向があります。
✅ 最新の傾向(参考データ)
国際結婚の離婚率:約50〜60%
イタリア人同士の離婚率:約30〜35%
特に「イタリア人男性 × 外国人女性」の組み合わせの方が、「外国人男性 × イタリア人女性」よりも離婚率がやや高めとされています。
■ 2. 離婚に繋がりやすい3つの原因とは?
■① 文化・価値観の違いによるすれ違い
イタリアの家族第一主義・愛情表現の強さ・宗教的背景など、日本人との価値観の差に戸惑うことが多く、理解し合えずすれ違いが生じやすいです。
■② 言語の壁とコミュニケーション不足
感情を伝え合う文化のイタリアと、空気を読む日本の間には大きなギャップが。意思疎通がうまくいかず、誤解や衝突に発展することがあります。
■③ 経済的・生活面での不一致
金銭感覚・生活スタイル・家事分担など、生活の基本部分で意見が合わず、長期的にストレスが蓄積するパターンも。
■ 3. 離婚後の手続きや影響は?
✅ イタリアで離婚する場合の基本的な流れ
市民裁判所(Tribunale civile)に離婚申請
双方合意のある場合は「協議離婚(Separazione consensuale)」として比較的スムーズに進む
子どもがいる場合は親権や養育費の取り決めが必要
✅ 離婚による滞在資格の影響(日本人配偶者の場合)
結婚によって取得した**滞在許可証(Permesso di soggiorno per motivi familiari)**は無効になる可能性あり
一定の婚姻期間(通常2年以上)かつ居住実績があれば、個人名義での滞在許可更新が可能
■ 4. 長続きするカップルの特徴と対策
✅ 長く続いているカップルの共通点
文化や違いを面白がって受け入れている
不満があっても早めに話し合いで解決
家族とのバランスを上手にとっている
自立しつつも“ふたりの時間”を大切にしている
✅ 離婚を防ぐための対策
結婚前にライフスタイル・宗教・子育て観などを徹底的に話し合う
相手の家族や文化に敬意をもって関わる
母語でのケンカを避ける(冷静になれる言語で話すのも◎)
第三者(通訳・カウンセラー)を活用することも検討
よくある質問(FAQ)
Q. イタリアでは離婚は珍しくないですか?
A. 現代のイタリアでは離婚は一般的になってきており、宗教的な障壁も徐々に低くなっています。ただし、家族や地域によって価値観の差はあります。
Q. 離婚後もイタリアに住むことはできますか?
A. 条件を満たせば可能です。婚姻期間・収入・居住実績などにより、個人での滞在許可に切り替えることができます。
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