イタリア人との結婚が決まったら、次に考えなければならないのが「ビザ(滞在許可証)」の取得です。愛があっても、法律的な手続きが伴わなければ一緒に暮らすことはできません。この記事では、イタリアでの結婚後に取得できるビザの種類、申請の流れ、必要書類、注意点などをわかりやすく解説します。これからイタリア人パートナーとの結婚を考えている方や、すでに婚約中の方は必見です。
■ 1. イタリアで結婚すると取得できる「家族滞在ビザ(ビザ・ペル・モティーヴィ・ファミリアーリ)」
イタリア人と結婚した場合、日本人配偶者は**「家族滞在目的の滞在許可(Permesso di soggiorno per motivi familiari)」**を申請できます。これは、就労や長期滞在が可能なビザであり、イタリアでの合法的な生活の基盤になります。
このビザでできること:
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イタリア国内での居住・就労・医療利用が可能
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滞在期間中に更新可能(通常は2年ごと)
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永住権や市民権への申請も将来的に可能
■ 2. 結婚によって自動でビザが出るわけではない!
結婚したからといって自動的に滞在許可が出るわけではありません。結婚後に「居住地の市役所(Comune)」と「移民局(Questura)」での手続きが必要です。
大まかな流れ:
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結婚(イタリアまたは日本)
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結婚証明書の登録(イタリア当局へ)
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滞在許可証(Permesso di soggiorno)の申請
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指紋採取、面接、書類審査
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滞在許可証の発行(数か月かかることも)
■ 3. 日本で結婚した場合、イタリアでも登録が必要
日本国内で結婚してイタリアに渡航する場合、日本の結婚証明書をイタリアで有効にするために「婚姻の登録(Trascrizione dell’atto di matrimonio)」を在日イタリア大使館または現地市役所に提出する必要があります。
必要書類例:
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婚姻届受理証明書(日本語)+イタリア語訳
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外務省の認証(アポスティーユ)付き書類
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配偶者の身分証明書
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日本人のパスポートコピー
■ 4. 滞在許可証の申請に必要な主な書類
実際に滞在許可証を申請する際には、以下のような書類が求められます。提出先は主に移民局(Questura)です。
主な必要書類:
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有効なパスポートとそのコピー
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結婚証明書(イタリア語で)
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イタリア人配偶者のIDカード(Carta d’identità)
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滞在場所の証明(賃貸契約書など)
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所得証明(配偶者の収入証明など)
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申請費用(€100〜150程度)
■ 5. イタリアでの結婚手続きも可能!その流れとは?
日本人がイタリアで結婚する場合は、「婚姻能力証明書(Nulla Osta)」を在イタリア日本大使館で取得し、それを持ってイタリアの市役所(Comune)で手続きを行います。
イタリアでの結婚の流れ:
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日本大使館で婚姻要件具備証明書を取得
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Comuneで婚姻の意思表示(婚姻予約)
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公的立会人のもとで婚姻成立
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婚姻証明書を日本にも提出し、日本の戸籍に反映
■ 6. 結婚後に永住権・市民権を目指すことも可能
イタリア人と結婚後、一定の期間が経過すれば「永住権(Permesso di soggiorno UE per soggiornanti di lungo periodo)」や「イタリア市民権(Cittadinanza)」の申請が可能になります。
主な条件:
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イタリア国内に合法的に2年以上継続して居住している
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十分な所得・住居・イタリア語能力(A2レベル以上)
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犯罪歴がないこと
■ 7. 注意点:ビザ取得には時間と根気が必要
イタリアの行政手続きは、時間がかかり書類の不備による差し戻しも珍しくありません。すべての書類は丁寧に揃え、必要なら行政書士やビザ専門サービスに依頼するのも一つの手です。
よくある質問(FAQ)
Q. 観光ビザのままイタリアで結婚できますか?
A. 可能ですが、滞在許可の取得には現地での手続きが必須です。結婚だけでは滞在資格は得られないため注意が必要です。
Q. 離婚した場合、ビザはどうなりますか?
A. 離婚後も一定条件を満たせば滞在許可の更新が可能です。婚姻期間や自立生活の有無によって判断されます。
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