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ドイツ人との国際結婚で日本の家族との関係に悩んだ経験と、その乗り越え方

ドイツ婚活

国際結婚は本人同士の愛情だけで成り立つものではありません。特に日本人にとって、**「家族の理解」や「周囲の協力」**はとても大きな要素です。今回は、ドイツ人との結婚を通して感じた「日本の家族との距離感」や「文化的なギャップからくるすれ違い」、そしてそれをどう乗り越えたかという体験をもとに、同じような悩みを抱える方へのヒントをご紹介します。


初めての壁は「親への紹介」

私たちが結婚を決意したとき、最初にぶつかったのが「日本の両親にどう伝えるか」でした。保守的な家庭だったため、

  • 「外国人と本当にやっていけるの?」

  • 「言葉も通じないのにどうするの?」

  • 「日本に住むの?ドイツに住むの?」

と、質問攻めに合いました。親からすれば心配するのも当然ですが、私としては「なぜ祝福してくれないの?」と悲しい気持ちになったのを今でも覚えています。


食事・宗教・生活習慣の違いがもたらす緊張

ドイツ人の夫が日本の実家に初めて来たときも、正直スムーズにはいきませんでした。

  • 食卓での「いただきます」や「箸の使い方」がうまくいかず、家族が微妙な表情

  • お風呂の入り方や布団文化に戸惑う夫

  • お正月やお墓参りに対する価値観の違い

日本の家族は「郷に入れば郷に従え」と考えていたようですが、夫にとっては初めての異文化体験。私はその間に立ち、気疲れしてしまうことも多々ありました。


「孫は?」「いつ帰国するの?」という無言のプレッシャー

結婚後、ドイツで暮らし始めた私たちに対して、日本の家族からはたびたび「そろそろ子どもは?」「日本に戻ってくる気はないの?」といったプレッシャーがかかりました。

もちろん、家族の気持ちはありがたいです。しかし、価値観やタイミングが違う中で、その言葉は時に重くのしかかります。

“家族と話すたびに心がざわつく”。そんな時期が何か月も続きました。


家族とわかり合うためにしたこと

距離を感じながらも、「やっぱり家族と仲良くしたい」。その思いを大切にしながら、私は次のような行動を取りました。

1. 小さな報告をこまめにする

「今日は夫と一緒にカレーを作ったよ」「ドイツのスーパーでこんなものを買ったよ」など、あえて他愛ない日常をLINEで送るようにしました。少しずつ、夫の人柄が家族に伝わっていきました。

2. 夫に日本語を少し教える

「こんにちは」「ありがとうございます」など、最低限の言葉を覚えてもらうだけで、両親の表情が柔らかくなりました。

3. 家族にも“違い”を学んでもらう

ドイツの文化について簡単に紹介した本やドキュメンタリーを一緒に見たり、「こういう背景があるから理解してくれると嬉しい」と丁寧に説明したりすることで、少しずつ受け入れてもらえるようになりました。


国際結婚は「ふたりの問題」だけじゃない

国際結婚は、当人同士がどれだけ仲良くても、家族や周囲の理解なしではうまくいかないことも多いと感じます。

でも、最初は反対していた私の家族も、今では夫のことを「◯◯くん」と呼んでくれるようになり、ドイツの習慣にも関心を持ってくれるようになりました。


まとめ:違いを超えて、心でつながる

  • 日本の家族とドイツ人パートナーの間に立つのは、簡単なことではありません。

  • でも、「理解してほしい」だけでなく、「理解しよう」とする姿勢が、やがて信頼につながります。

  • 家族との関係に悩んでいる方へ。焦らなくても大丈夫。時間と共に、きっと気持ちは伝わります。


結婚相談所 たかなしや

https://www.takanashiya.jp/

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