タイ人との国際結婚を考えているけれど、「どんな手続きが必要?」「役所や大使館での流れは?」「必要書類は何?」など、疑問や不安が多い方も多いのではないでしょうか。この記事では、タイ人と日本で結婚する場合、あるいはタイで結婚する場合に必要な手続きの流れを、わかりやすく解説します。
失敗しないためのポイントや、実際に必要となる書類のリスト、日本国内・タイ国内それぞれのケースに分けた手順もご紹介します。これから国際結婚を控える方、また準備中の方にとって、この記事が安心のガイドとなるはずです。
タイ人との国際結婚には2つのルートがある
タイ人と結婚する場合、大きく分けて「日本で婚姻届を提出するケース」と「タイで結婚手続きを行うケース」の2つがあります。どちらが先でも問題ありませんが、それぞれに必要な書類や手続きが異なりますので、あらかじめ理解しておくことが重要です。
日本で結婚する場合の手続きと必要書類
日本国内で婚姻届を出す場合、以下の書類を市区町村役場に提出する必要があります。
タイ人側の婚姻要件具備証明書(タイ大使館で取得)
パスポートの写し
翻訳付きの戸籍類
日本人側の戸籍謄本(本籍地以外で提出する場合)
婚姻届(証人2名の署名が必要)
市役所での受理後、日本の戸籍に婚姻が記載されます。ただし、この結婚をタイでも有効にするためには、タイ国内でも手続きが必要です。
タイで結婚する場合の流れと注意点
タイで結婚する場合、まず現地の区役所にあたる「役所(Amphur)」で婚姻手続きを行います。日本人側は以下の手順を踏む必要があります。
在タイ日本大使館で婚姻要件具備証明書を取得
タイ語に翻訳後、タイ外務省で認証を受ける
現地役所で婚姻登録を行う
婚姻証明書を受け取る
日本の市区町村役場に婚姻届を提出(報告的届出)
タイでは結婚手続きが即日で完了することもありますが、認証や翻訳に時間がかかるため、1週間ほどの余裕を持つと安心です。
タイ語翻訳と認証の落とし穴に注意
婚姻に関する書類はすべて正確な翻訳が求められます。翻訳ミスや認証漏れがあると、手続きが無効となるリスクもあるため、信頼できる翻訳会社や認証代行業者を利用するのがおすすめです。
特に婚姻要件具備証明書の翻訳には細心の注意が必要で、役所によっては書式に厳しい条件があることもあります。
結婚後のビザ申請や在留資格について
結婚後、日本での生活を考えている場合には、「配偶者ビザ(在留資格:日本人の配偶者等)」の取得が必要です。ビザ申請には以下のような書類が必要となります。
婚姻証明書(翻訳付き)
住民票
日本人配偶者の所得証明書や課税証明書
住居の証明書類
結婚の真実性を示す資料(写真・メッセージなど)
このビザが下りるまでは日本での長期滞在ができないため、スケジュールには十分な余裕をもって準備しましょう。
国際結婚を円滑に進めるための5つのアドバイス
事前に手続きを調べてスケジュール管理を
書類の翻訳・認証はプロに任せる
家族や親族への説明と信頼関係づくりを大切に
ビザ申請に必要な書類は早めに揃える
文化の違いを理解し、柔軟な姿勢で接すること
国際結婚は文化の違いや法律の壁がありますが、事前準備と情報収集を怠らなければ、スムーズな結婚生活がスタートできます。
結婚相談所 たかなしや
https://www.takanashiya.jp/
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