タイ人のパートナーと結婚し、「日本で一緒に生活したい」と思ったときに必要になるのが、いわゆる「結婚ビザ(正式名称:日本人の配偶者等)」です。しかし、申請には多くの書類や手続きが必要で、「何から始めればいいの?」「本当に許可が下りるの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、タイ人と日本人が結婚し、日本で一緒に暮らすための「結婚ビザ取得」に必要な情報を、初心者の方でも分かるように丁寧に解説します。不許可になりやすいポイントや、スムーズな取得のコツもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
結婚ビザ(日本人の配偶者等)とは?
「日本人の配偶者等」とは、日本人と結婚した外国人が日本で暮らすための在留資格(ビザ)のことです。このビザを取得すると、仕事の制限もなく、正社員として働くことも可能になります。タイ人の配偶者が日本に長期滞在するためには、ほぼ必須のビザです。
タイ人との結婚ビザ取得の流れ
タイ人配偶者が日本に入国するには、以下の手順を踏む必要があります:
日本で婚姻手続きを完了させる(またはタイでの結婚を日本に報告)
日本の入国管理局にて「在留資格認定証明書」を申請
タイ国内の日本大使館でビザ申請を行い、日本に入国
入国後、在留カードを取得し市区町村役場で住民登録
必要な書類一覧(在留資格認定証明書の申請時)
以下は、2025年時点で一般的に必要とされる主な書類です(地域によって若干異なる場合があります):
申請書(様式1号)
タイ人配偶者のパスポートのコピー
戸籍謄本(結婚が記載されているもの)
住民票(申請者のもの)
住居の間取り図・写真
日本人配偶者の収入証明書(課税証明書・納税証明書)
夫婦の写真やメッセージ履歴などの交際証明資料
結婚証明書(タイで結婚した場合は翻訳付き)
ビザ申請が不許可になる主な原因
交際の実態が薄い・証明できない
写真やメッセージ履歴が少ないと、「偽装結婚」と疑われる可能性があります。収入が不安定
扶養できる経済力があるかが重視されます。アルバイトのみだと不利になることも。書類不備や内容不一致
小さなミスでも不信感を与えます。翻訳ミスや記載漏れには注意しましょう。入国歴やオーバーステイ歴
過去のビザ違反などがある場合、審査が厳しくなります。
タイ人配偶者の結婚ビザを成功させるためのポイント
交際の証拠は日付付きでたくさん集めておく
旅行の写真、ビデオ通話履歴、SNSのやり取りなども有効です。経済力を示せる書類をしっかり準備
収入証明、勤務先の在職証明書などを揃えましょう。申請書類はプロにチェックしてもらうと安心
行政書士などビザ専門家のサポートを受けるのも有効です。タイ語の書類は正確な翻訳を
翻訳ミスで再申請になるケースが多く見られます。
結婚ビザ取得後の注意点と更新について
初回のビザは1年の在留が認められるのが一般的です。期間満了前に更新申請を行う必要があります。更新に際しても、引き続き実体のある結婚生活が続いていること、経済的に自立していることが確認されます。
まとめ:タイ人との結婚ビザは「信頼」と「準備」がカギ
タイ人との国際結婚で日本での生活を実現するには、結婚ビザの取得が重要な第一歩です。少し手続きは複雑ですが、しっかりとした準備と誠実な交際の証明があれば、安心して進められます。
不安な方は、国際結婚に詳しい結婚相談所やビザサポートの専門家に相談するのもおすすめです。
結婚相談所 たかなしや
https://www.takanashiya.jp/
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