フィリピン人との結婚を経て、日本での共同生活を始めるためには、「結婚ビザ(日本人の配偶者等)」の取得が必要になります。しかし、初めての方にとっては、どのような書類を揃え、どんな手続きを行えばよいのか不安も多いことでしょう。本記事では、フィリピン人との結婚にともなうビザ取得の流れを、具体的かつ丁寧に解説いたします。
「結婚ビザ(日本人の配偶者等)」とは?
「日本人の配偶者等」という在留資格は、日本人と結婚した外国人が日本で合法的に生活・就労できるビザです。このビザを取得すれば、日本での長期滞在が可能となり、就労制限もないため、自由に仕事に就くことができます。
ビザ申請に必要な基本書類一覧
ビザ申請には多くの書類が必要ですが、主に以下のものが必要とされます。
婚姻証明書(フィリピン側での結婚が成立していることを証明)
日本の戸籍謄本(婚姻が反映されたもの)
配偶者のパスポートのコピー
在留資格認定証明書交付申請書
住民票
納税証明書および課税証明書(日本人配偶者の所得証明)
身元保証書
理由書(結婚の経緯などを説明)
ケースによっては、さらに追加の書類が求められることもあります。
手続きの流れと申請先
フィリピンでの婚姻手続き完了後、日本の役所に婚姻報告
日本の入国管理局にて「在留資格認定証明書」の申請
証明書が交付されたら、フィリピンに送付
フィリピン人配偶者が現地の日本大使館・領事館でビザ申請
ビザ発給後、日本へ入国
通常、在留資格認定証明書の審査には1〜3ヶ月ほどかかることが一般的です。申請のタイミングにも注意が必要です。
フィリピン特有の注意点とは?
フィリピンでは、結婚後の正式な証明書(PSA発行の結婚証明書)が取得できるまでに数ヶ月かかる場合があります。このため、手続き全体の流れに余裕を持って計画することが大切です。また、フィリピン側での書類取得や翻訳・公証にも時間がかかるため、事前の準備が成功のカギとなります。
結婚ビザの取得をスムーズに進めるために
結婚ビザの申請は、書類不備や説明不足によって不許可になるケースもあるため、丁寧な書類作成と明確な理由説明が重要です。以下のポイントに注意しましょう。
理由書は手書きでもパソコン作成でも可。ただし誠実に書くこと
交際・結婚の経緯をできるだけ具体的に記載
写真やチャット履歴などの証拠資料も有効
不安な場合は専門の行政書士に相談を
結婚相談所 たかなしや
https://www.takanashiya.jp/
コメント