日本人と中国人の国際結婚は、年々増加しています。しかし、実際に結婚するには両国の法律に基づいた正しい手続きを踏む必要があり、事前準備が非常に重要です。
本記事では、「中国 国際結婚 手続き」というテーマで、結婚までの具体的な流れや必要書類、注意点を丁寧に解説します。これから中国人と結婚を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
中国との国際結婚に必要な基本手続きの流れ
中国人と日本人が結婚するには、日本と中国の双方で婚姻手続きを行う必要があります。どちらを先に行っても問題はありませんが、日本での手続きが先行するケースが多いです。
手続き①:日本での婚姻手続き
日本で婚姻届を提出する際に必要な書類:
日本人配偶者の戸籍謄本(本籍地以外で提出する場合)
中国人配偶者の婚姻要件具備証明書(中国大使館または領事館で取得)
中国人配偶者のパスポートコピーまたは在留カード
婚姻届(署名と証人の署名が必要)
✅ 日本の市区町村役場にこれらを提出し、受理されれば日本では法的に「婚姻成立」となります。
手続き②:中国での婚姻手続き
日本での婚姻成立後、中国でも「婚姻登記(登記结婚)」を行う必要があります。これは中国国内の婚姻登記所(民政局)または中国大使館・領事館で行います。
中国側で必要となる書類(一般的な例):
日本で発行された婚姻証明書(英語または中国語に翻訳、公証付き)
日本人のパスポート・証明写真
中国人配偶者の戸口簿(戸籍)・身分証
両者の婚姻届出書
証明写真(2人並んだものが必要)
※ 書類の翻訳・公証・領事認証などが必要な場合があるため、事前に中国側の婚姻登記機関に確認することが重要です。
必ず確認すべき注意点
中国の婚姻登記は「現地での手続き」が基本
中国で婚姻登記を行う場合、日本人が現地に渡航する必要があります。書類の不備や翻訳ミスに注意
翻訳や公証を専門家に依頼することで、手続きがスムーズになります。中国の一部地域では追加の条件がある場合も
たとえば再婚歴がある場合、離婚証明の提出が必要になることがあります。
中国で結婚した後のビザ・在留資格手続き
結婚後、日本で一緒に生活する場合には、中国人配偶者の「在留資格(配偶者等)」の取得が必要です。
日本に呼び寄せる場合の主な流れ:
日本人配偶者が「在留資格認定証明書交付申請」を日本の入国管理局に提出
交付された証明書を中国の配偶者に郵送
中国人配偶者が証明書とともに在外日本大使館・領事館でビザ申請
日本入国後、在留カードが発行される
この手続きには1〜2ヶ月程度かかるため、スケジュールに余裕をもって進めることが重要です。
結婚後も重要!文化・家族の違いへの理解
中国との国際結婚では、法的な手続きだけでなく、文化や家族観の違いへの理解も非常に重要です。
結婚後の親との関係性(同居・連絡頻度)
家族行事(春節・中秋節など)への参加
経済的なサポート意識の違い
こうした点を早い段階から話し合い、お互いの文化を尊重しながら生活設計を立てることが、幸せな結婚生活への近道です。
結婚相談所 たかなしや
https://www.takanashiya.jp/
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