国際結婚に憧れを抱いている方にとって、実際に「結婚生活がどうなのか」はとても気になるポイントではないでしょうか。今回は、ドイツ人男性と結婚し、現在はドイツで暮らしている日本人女性の体験談をもとに、リアルな結婚生活や文化の違い、価値観のギャップ、そして乗り越えてきたエピソードをご紹介します。
出会いはマッチングアプリ、距離を超えた恋の始まり
私たちが出会ったのは、国際マッチングアプリでした。彼はドイツの南部に住むエンジニアで、日本文化に興味を持っていたこともあり、すぐに意気投合。毎日やりとりをするうちに、自然と「この人と一緒に未来を過ごしたい」と思うようになりました。
最初は時差や言語の壁に苦戦しましたが、お互いに英語で丁寧に気持ちを伝え合い、半年後には初めてドイツで会うことに。実際に会ったときの安心感は、画面越しとは比べものにならないものでした。
結婚を決めた理由とプロポーズのスタイル
彼からのプロポーズは、とてもシンプルでドイツらしいものでした。ある週末、湖のほとりを散歩していたとき、突然立ち止まって「これからも一緒に歩んでいこう」と指輪を差し出されたのです。派手な演出はなかったけれど、心のこもった言葉に涙が止まりませんでした。
ドイツ人は結婚=信頼と尊重の延長線上にあると考える人が多く、「ロマンチックな演出」よりも「人生のパートナーとしての確信」を大切にしているように感じました。
結婚生活で感じた文化の違い
時間とルールにとても厳しい
ドイツ人との生活でまず驚いたのが、時間に対する厳しさです。約束の5分前には準備を終え、遅れることはほとんどありません。私が「5分くらい大丈夫でしょ」とのんびりしていた頃には、「なぜ遅れたの?」と真剣に聞かれ、少し驚きました。
感情表現は行動で示すスタイル
彼は「愛してるよ」と毎日言うわけではありませんが、ゴミ出しや洗い物、体調を崩したときにさりげなくおかゆを作ってくれるなど、行動で愛情を示してくれます。日本人が求めがちな言葉での確認より、「どう行動してくれているか」に注目することの大切さを学びました。
家事・育児は完全に“シェア”が基本
驚いたのは、結婚当初から「家事はふたりでやるのが当然」というスタンスだったこと。料理も掃除も買い物も、曜日で分担したり、時間のある方がやったりと、まさに「チーム」です。私が日本的な「察してやってほしい」という気持ちを持っていたときはすれ違いましたが、今では「やってほしいことは素直にお願いする」習慣が定着しています。
価値観の違いから学んだこと
時には意見の違いから衝突することもありますが、そのたびに話し合う文化があるのは救いです。ドイツ人の彼は「問題は隠さず話し合おう」という考え方で、たとえ口論になっても最後は必ず「一緒に解決しよう」と手を差し伸べてくれます。
日本人の私がつい「察してほしい」と思ってしまうのに対し、彼は「話さなきゃ伝わらないよ」と何度も言ってくれました。この考え方は、結婚生活だけでなく、人間関係全体にも良い影響を与えてくれています。
ドイツ人との結婚生活は「学び」と「成長」の連続
文化の違いは、時に壁になることもあります。でも、それを乗り越えるたびに、お互いの信頼と愛情が深まっていくのを感じています。国際結婚は決して簡単ではありませんが、異なる価値観を受け入れながら一緒に生きていくことが、何よりも豊かな経験になります。
「違いを楽しむ」ことができる人なら、ドイツ人との結婚生活はとても幸せなものになると、自信を持って言えます。
結婚相談所 たかなしや
https://www.takanashiya.jp/
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