イギリスで国際結婚を考えている日本人の方にとって、現地での結婚手続きは複雑に感じられるかもしれません。しかし、必要な手続きを正しく理解し、順序通りに進めることで、スムーズに結婚を実現することが可能です。本記事では、イギリスでの国際結婚に必要な手続き方法や準備書類、注意点などをわかりやすく解説いたします。
イギリスで結婚するために必要な条件とは?
イギリスで結婚するには、一定の法的条件を満たしている必要があります。両者が18歳以上であること、重婚でないこと、自由意思に基づく結婚であることが基本です。また、ビザの種類にも注意が必要です。日本人がイギリスで結婚する場合、「婚約者ビザ」や「結婚訪問ビザ」などを取得するケースが多くなっています。
Notice of Marriage(結婚通知)の提出が最初のステップ
イギリスでの結婚手続きは、まず「Notice of Marriage(結婚の通知)」の提出から始まります。これは結婚の意思を登録事務所に届け出るもので、最低でも結婚の28日前までに行う必要があります。この通知後、地方自治体の公式掲示板に掲示され、異議申し立てがなければ結婚が可能になります。
日本人に必要な書類一覧
日本人がイギリスで結婚する際に提出すべき主な書類は以下のとおりです:
有効なパスポート
英訳付きの戸籍謄本(発行3か月以内)
婚姻要件具備証明書(Certificate of No Impediment)
ビザまたは滞在許可証明
居住証明(住所を証明できる公共料金の請求書など)
これらの書類はすべて英訳が必要で、場合によってはアポスティーユ(公的認証)も必要になります。
結婚後の日本側での手続きも忘れずに
イギリスでの結婚が成立した後は、日本の市区町村役場への婚姻届提出も必要です。イギリスで発行された結婚証明書(Marriage Certificate)を持参し、戸籍の反映を行いましょう。提出期限は3か月以内が推奨されており、遅れると無効になる可能性もあるため注意が必要です。
現地での結婚式とリーガルマリッジの違い
イギリスでは、法的に有効な結婚(リーガルマリッジ)と、宗教的またはセレモニーとしての結婚式は別扱いとなります。教会での結婚を希望する場合でも、事前に登録事務所での手続きが必要になることがあるため、式場の担当者と十分に確認しておくと安心です。
婚姻後のビザと永住権の申請について
結婚後、イギリスに長期滞在を希望する場合は「配偶者ビザ(Spouse Visa)」の申請が必要です。このビザは5年の滞在が認められ、途中で更新を行えば永住権(Indefinite Leave to Remain)の申請も可能になります。収入要件や英語力の証明など、細かな審査条件もあるため、専門家に相談することをおすすめします。
まとめ:正確な手続きを行えば国際結婚は難しくない
イギリスでの国際結婚は、決して簡単とは言えませんが、手順をしっかりと踏めば安心して進めることができます。事前の準備と、書類の正確な管理が何よりも重要です。異文化の中での新しい人生をスタートさせるためにも、万全な体制で臨みましょう。
結婚相談所 たかなしや
https://www.takanashiya.jp/
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