イギリス人との結婚を真剣に考え始めたとき、多くの方が気になるのが「ビザ」の問題です。結婚後、イギリスに一緒に住むためには「配偶者ビザ(Spouse Visa)」の取得が必要です。しかし、その申請にはさまざまな条件や書類、費用が関わってきます。この記事では、「イギリス人と結婚 ビザ 配偶者ビザ情報」をキーワードに、ビザ取得のポイントをわかりやすくまとめました。
配偶者ビザ(Spouse Visa)とは?
配偶者ビザは、イギリス人またはイギリスで永住権を持つパートナーと結婚した外国籍の人が、イギリスに合法的に居住・就労できるようにするためのビザです。初回の有効期限は2年6ヶ月で、更新後に5年が経過すれば「永住権(Indefinite Leave to Remain)」を申請することが可能になります。
配偶者ビザの主な取得条件
イギリス人と結婚したからといって、誰でも自動的にビザが下りるわけではありません。以下のような条件を満たす必要があります。
お互いが18歳以上であること
本物の結婚関係にあること(偽装結婚でない)
イギリスに住むための十分な英語能力があること
経済的に自立できること(収入要件)
特に収入要件は重要で、イギリス側のパートナーに年間18,600ポンド以上の安定した収入があることが求められます。子どもがいる場合は、その金額がさらに加算されます。
配偶者ビザ申請に必要な書類
配偶者ビザの申請時には、多くの書類を準備する必要があります。主なものは以下の通りです。
結婚証明書(婚姻届受理証明書など)
パートナーの収入証明(給与明細、銀行口座明細など)
同居の証拠(共同の住所、写真、通信履歴など)
英語能力証明(IELTSなど)
パスポートと過去の渡航履歴
提出する書類には英訳が必要なものもあるため、事前の準備がとても重要です。
申請方法と申請の流れ
配偶者ビザは、イギリス国外からの申請とイギリス国内での切り替え申請の2通りがあります。日本から申請する場合、オンラインでの申請後、東京や大阪にあるビザ申請センターで生体認証(指紋採取など)を行う必要があります。
一般的な流れは以下の通りです:
オンラインでアカウントを作成し申請フォームを記入
必要書類をアップロード
ビザ申請料金と医療保険料を支払い
ビザ申請センターでの手続き
結果通知とビザ発行
ビザ申請にかかる費用
配偶者ビザ申請には、以下のような費用がかかります。
ビザ申請料:約1,846ポンド(2025年時点)
医療保険料(Immigration Health Surcharge):年額624ポンド×2.5年=約1,560ポンド
その他、翻訳費用やサポート費用が発生する場合もあります
配偶者ビザ申請時の注意点
偽装結婚の疑いを持たれないよう、2人の関係性の証拠を丁寧に準備しましょう
書類不備は申請却下につながることがあるため、プロのサポートを受けるのも有効です
審査には2〜3ヶ月かかることがあるため、余裕を持ったスケジュールで行動しましょう
安心して国際結婚を進めるには専門家の力も有効
イギリス人との結婚とビザ申請は、個人で対応するには手間と不安が多いものです。そんなときは、国際結婚や海外ビザに精通した結婚相談所や行政書士のサポートを受けるのがおすすめです。言語の壁や書類の不備を避け、スムーズな手続きを進めることができます。
結婚相談所 たかなしや
https://www.takanashiya.jp/
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