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アメリカ人との結婚後に移住するには?ビザの種類や手続きの流れをわかりやすく解説

欧米の結婚文化

アメリカ人との結婚を機に、アメリカへ移住したいと考える方は年々増加しています。しかし、結婚すればすぐに移住できるわけではなく、ビザ取得や移民手続きにはしっかりとした準備と時間が必要です。この記事では、アメリカ人と結婚した際の移住・ビザの基本知識から手続きの流れ、注意点までをわかりやすく解説します。

アメリカ人と結婚後に必要なビザとは?

アメリカ人と結婚した外国人がアメリカへ移住するためには、いくつかの**配偶者ビザ(spouse visa)**が用意されています。主に次の2つが基本となります。

1. CR-1/IR-1ビザ(移民ビザ)

正式な結婚後に申請するビザで、永住権(グリーンカード)を前提としたビザです。

  • CR-1ビザ:結婚2年未満の場合(条件付き)

  • IR-1ビザ:結婚2年以上経過している場合(条件なし)

  • ビザ発給後、アメリカ入国と同時に永住者として認定される

日本にいながら申請できるのがこのタイプの特長です。

2. K-1ビザ(フィアンセビザ)

婚約者としてアメリカに渡り、入国後90日以内に結婚する必要がある非移民ビザです。

  • すでに交際中でアメリカでの結婚を希望する場合に有効

  • アメリカ入国後に婚姻手続きとグリーンカード申請を進める

  • 一度アメリカへ行ってから結婚したい方に人気

ただし、90日以内に結婚しなければ不法滞在となるため、スケジュール管理が非常に重要です。

アメリカ人との結婚による移住手続きの流れ(CR-1ビザの場合)

1. 結婚の証明書を取得

日本またはアメリカで結婚を正式に成立させ、「婚姻証明書」を用意します。

2. USCIS(米国移民局)への請願(I-130)

アメリカ人配偶者が、外国人配偶者を移住させるための申請書(I-130)を提出します。

3. NVC(国立ビザセンター)での審査

USCISで承認されると、次はNVCに書類が送られ、ビザ申請の準備に入ります。

4. 面接と健康診断

在日アメリカ大使館でのビザ面接に進みます。事前に指定病院で健康診断を受ける必要があります。

5. ビザ発給 → 渡米 → 永住権取得

無事に面接を通過すれば、ビザが発給されアメリカ入国が可能になります。入国と同時に永住権が付与されます。

※この一連の流れには、おおよそ10〜14か月程度かかるのが一般的です。

手続きの注意点

  • 偽装結婚の取り締まりが厳しいため、交際の履歴や写真・メールなどを提出する必要があります

  • 必要書類はすべて英語で提出する必要があり、翻訳も正確性が求められます

  • 面接では、二人の関係性について細かく質問されることもあります

  • アメリカ入国後も、条件付き永住権(2年)→条件解除申請→10年のグリーンカードという流れがあります

費用の目安

CR-1ビザ申請にかかる費用は以下の通りです(概算):

項目費用(USD)
I-130申請料$535
NVC処理費用(ビザ申請料等)$445
健康診断(日本国内)約¥30,000〜¥50,000
翻訳・書類準備数千円〜数万円(業者利用の場合)

合計でおおよそ10万〜15万円程度の費用がかかります。


国際結婚のその先を見据えて

アメリカ人との結婚・移住は人生の大きな転機です。スムーズに進めるためには、制度面の理解に加え、文化の違い・将来のライフプランについても丁寧に話し合っておくことが大切です。

また、移住後の生活環境(働き方、子育て、医療保険、言語など)についても事前に情報収集をしておくと安心です。


結婚相談所 たかなしや

https://www.takanashiya.jp/

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