婚活を始める際や結婚相談所に入会する際に、「独身証明書をご提出ください」と言われた方も多いのではないでしょうか。その際、「戸籍謄本ではだめなの?」「違いがよくわからない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、独身証明書と戸籍謄本の違いや役割、なぜ結婚相談所で独身証明書が求められるのかをわかりやすく解説します。
独身証明書とは?
独身証明書とは、現在独身であることを公的に証明する書類です。正式には「結婚情報サービス・結婚相談業提出用証明書」とも呼ばれ、本籍地のある市区町村役場で発行されます。
この証明書は結婚相談所などに提出することを目的としており、「誰と結婚していないか」「過去の婚姻歴はどうか」などの詳細な情報までは記載されず、現在の婚姻状況(未婚)だけを証明するシンプルな書類です。
戸籍謄本とは?
戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)は、その人の婚姻歴、親族関係、出生や死亡などの詳細な情報を記載した戸籍の記録です。戸籍の筆頭者とその配偶者・子供などがすべて含まれ、より多くの情報を網羅している文書です。
ただし、戸籍謄本には第三者に見られたくないプライベートな情報も多く含まれているため、個人情報保護の観点からも、結婚相談所などでは戸籍謄本ではなく独身証明書が主に求められるのです。
独身証明書と戸籍謄本の違いを比較
項目 | 独身証明書 | 戸籍謄本 |
---|---|---|
発行元 | 本籍地の市区町村 | 本籍地の市区町村 |
記載内容 | 現在独身であることのみ | 婚姻歴、親族関係、出生など |
使用目的 | 結婚相談所などへの提出用 | 法的手続き、相続、パスポート申請など |
情報量 | 最小限 | 詳細 |
なぜ結婚相談所では独身証明書が必要なのか?
結婚相談所では、会員の信頼性を担保するために**「現在独身であること」を証明する書類**が必要です。ただし、過去の結婚歴や家族構成までは必要とされないため、情報量が適切な独身証明書の方が理にかなっているのです。
また、戸籍謄本を提出することでプライベートな情報が第三者に渡るリスクもあり、独身証明書の方が利用目的に対して適切で安心です。
どちらを取得すれば良いか迷ったら?
結婚相談所や婚活サービスで求められるのは、ほとんどの場合「独身証明書」です。
戸籍謄本は、相続やパスポート申請、婚姻届の提出時など、別の法的手続きで利用されるものですので、使い分けるようにしましょう。
独身証明書の取得方法
申請先:本籍地の市区町村役場
手数料:300円前後(自治体により異なる)
申請方法:
窓口での直接申請(本人確認書類が必要)
郵送申請(申請書・身分証の写し・定額小為替・返信用封筒)
一部自治体でオンライン申請に対応
まとめ:独身証明書は戸籍謄本とは別物、目的に応じて使い分けを
独身証明書と戸籍謄本は、似ているようで全く異なる役割を持つ書類です。婚活や結婚相談所の場では「独身証明書」が求められますので、取得の際は間違えないように注意しましょう。プライバシーを守りながら、安心して婚活を進めるためにも、独身証明書の利用は非常に合理的です。
結婚相談所 たかなしや
https://www.takanashiya.jp/
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