再婚を考えるとき、気になることの一つが**「子どもの戸籍はどうなるのか?」**という点です。
再婚して新しい家庭を築く中で、子どもとの戸籍関係をどうすべきか、法律上の手続きや選択肢について正しく理解しておくことはとても大切です。
この記事では、再婚と子どもの戸籍の基本的な仕組み、親子関係の整理、そして家庭内の安心感を育むための考え方について、丁寧に解説いたします。
離婚後、子どもはどちらの戸籍に入るの?
離婚時、親権者となった側の親に子どもが自動的に引き取られるわけではありません。
子どもを親の戸籍に入れるには「入籍届」の提出が必要です。
例:
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母親が親権者で旧姓に戻った場合、子どもは元の戸籍のまま
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母親の新しい戸籍に子どもを入れるには「入籍届(子の氏の変更許可申立て)」が必要
つまり、「親と同じ姓・戸籍にしたい」と思っても、自動的にはそうならない点に注意が必要です。
再婚したら子どもの戸籍はどうなるの?
再婚により、親が新たな戸籍(新しい夫または妻との戸籍)をつくった場合でも、子どもはそのまま前の戸籍に残ります。新しい配偶者の戸籍に自動的に入ることはありません。
このため、子どもを再婚相手の戸籍に入れるためには、次の手続きが必要です。
■ 子の氏の変更(家庭裁判所への申立て)
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親が再婚後に「子の氏の変更許可」を家庭裁判所に申立て
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許可が出たら、「入籍届」を役所に提出
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これにより、子どもは親の新しい戸籍に入ることができます
再婚相手との法律上の親子関係は?
戸籍上は同じでも、再婚相手と子どもには法的な親子関係はありません。
これを成立させるためには「養子縁組」が必要になります。
■ 養子縁組とは?
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再婚相手と子どもが法的な親子になる制度
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手続きをすれば、戸籍上も「父」「母」と表示される
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相続・扶養・親権などの権利・義務が発生する
■ 養子縁組の注意点
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子どもが15歳以上の場合は本人の同意が必要
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実親(離婚した元配偶者)の同意は原則不要
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将来的に「名字の変更」や「相続関係」に影響を与える可能性があるため慎重に判断する
子どもの気持ちも尊重することが最優先
法律や手続きが整っても、大切なのは子ども自身の気持ちを大切にすることです。特に再婚・養子縁組をする際には、次のような配慮が必要です。
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子どもに新しい家庭をどう説明するか
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再婚相手と子どもの関係性をどう育てていくか
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氏名変更や戸籍のことを、子ども自身がどう受け止めているか
「法的に整えたから安心」ではなく、“心のつながり”を育むことが、再婚家庭にとって何より大切です。
まとめ:戸籍は家族の“形”、心は家族の“絆”
再婚によって生まれる新しい家族のかたちは、一組ごとに違います。
戸籍上の手続きや法的な整理はもちろん大切ですが、それ以上に大切なのは、お互いを思いやりながら、安心できる関係を築くことです。
手続きに迷ったら、家庭裁判所や役所、または専門家に相談しながら、一歩ずつ進めていきましょう。
戸籍も、絆も、新しい形で育んでいけるはずです。
結婚相談所 たかなしや
https://www.takanashiya.jp/
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